KSプロジェクト「みなかみスタディツアー」1日目

2024.08.28

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8月26日から4日間にわたるKSみなかみスタディツアーが始まりました。自然コースは,自然保護協会(NACS−J)や林野庁の協力を得ながら,旧赤沢スキー場を舞台に,人間の手の入った自然をどのように活用しながら元に戻していくべきなのかについて考えます。社会コースは,社会福祉協議会や水上温泉街振興会,地域の方々などの協力を得ながら,みなかみ町そのものを舞台に,過疎・高齢化が著しい中山間地域の再生の道を考えます。

赤谷湖にて

 

赤谷湖

 

初日は,町役場の地域創生担当の職員やみなかみ町体験旅行の職員から町の概要や現状,取り組みなどの説明を受け,熱いディスカッションが展開されました。また,「地域に入るための傾聴講座」では,インタビュー取材に生きる聞く力,相手との距離感の詰め方といった自身のスキルアップのみならず,多様な利害が直接的にぶつかり合う小さな地域コミュニティにおいて,どのように合意形成されていくべきかなどについてのヒントを得る貴重な時間となりました。

講演の様子

夜は,祖父,父の代からみなかみの山奥で猟師を続けてきた方を招待し,猟師がどういたものに価値を置いて生活しているのか,人間と自然との共生,さらにはみなかみの昔と今の生活の比較などについて,おもしろく語っていただきました。普段の海城生活ではまず触れることのない職業の方の生き方や価値観に触れられたことは大きな刺激となったはずです。

猟の道具など貴重なものを見させていただきました。